1947-10-02 第1回国会 衆議院 治安及び地方制度委員会 第19号
これはどうしても、はつきりした數字をわれわれに示してもらつて、われわれがこれならばなるほどと納得のできることであれば、自分の各府縣に歸つても話もできるけれども、政府みずから不完全であると申しておるのに、それをもつていつて、これを農家に強いる、もしできなければ強権發動をしてまた農家を苦しめるという方法では、われわれこれを承服できないと思います。
これはどうしても、はつきりした數字をわれわれに示してもらつて、われわれがこれならばなるほどと納得のできることであれば、自分の各府縣に歸つても話もできるけれども、政府みずから不完全であると申しておるのに、それをもつていつて、これを農家に強いる、もしできなければ強権發動をしてまた農家を苦しめるという方法では、われわれこれを承服できないと思います。
○平野国務大臣 無統計で供出割當てをきめて、出さなければ強権發動をする。そういうような考え方は毛頭もつているものでありません。あくまで各地方の實情と、政府の考えておりまする数字との理解と納得の上に、大體割當数量をきめて、しかもその割當数量は強権發動することなく、農家の自主的供出にまつという建前は堅持しておるのであります。
供出制度において強権發動の處分規定があり、さらに作付統制においてこういう處分規定があるので、これからの百姓はどうも真面目に百姓をすることにおいてすらも、こういう處分規定が多過ぎるので、はたしてこういう處分規定をつくつて農民を威かすことがいいか悪いかということについて、私どもは疑いをもつているのであります。